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愛に生きる


またまた、本の紹介です。

この感動の名著は、もう、す・べ・て の人におすすめしたい!!!

縁あって、こちらに訪れて、今この文章を読んでくださってる方には、

とくに強くお勧めしたいです〜〜〜〜!!!

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「子育て」のみならず「生きる指針」となる本です。
だから、お子様がいなくても、音楽に興味がなくても、どんな方にでもです!


愛を持って生きるということに、条件なんてまったく必要のない事ですからね。。。


こちらの本、あの「スズキメソード」の創始者鈴木鎮一先生の、
ヴァイオリンを通した才能教育 について書かれているのはもちろんですが...



その視点が、 人間すべてを、大きく 温かく 深く 包括する 思いにあるのです。



「鈴木鎮一」という人間そのものに、魂が震えました。



「鈴木鎮一」という人間の人格が形成されるまでの、
環境的背景、心理的影響、人生の歴史、心の軌跡が、
驚くべき歴史上の偉人たちとの交流もあわせて、
鈴木メソードを確立するまで、確立した後と、
音楽活動を中心に、短く要約されて、わかりやすく説明されているのです。



生まれたことも、やがて死ぬことも、大自然のすることであった。
それは人間個々の責任ではなかった。
一人一人の人間は、ただ生きる責任だけを持っている。
わたしは人生をそう見るのです。


そのわたしの生命は、つねに愛と喜びの中に生きたいと願っています。
本来、だれも憎しみと悲しみを求めはしない。
そして、純粋に愛と喜びの中に生きようとする生命そのものの相(すがた)を持ったものが
子どもたちであった。


だれもがほんとうにほしいのは、人間の愛情であり、人間のしあわせなのです。


愛は愛によってしかえられない。
そしてわたしたちの人生は、人に愛を与える、慰めあうという愛情によってだけ、
その生きがいをえるのです。


・・・・・・・・・


芸術とはなにかを音楽に求めて・・・・
かつて芸術はわたしにとって、はるかかなたのはかり知れない高いところにあり・・・・
その秘密を探したのです。


鈴木鎮一先生が悟った芸術の実態は・・・・


それはもっとも日常的なわたし自身にあったのです。
わたし自身の感覚の成長と心のあり方と働きと日常の起居___
それがわたしの芸術そのものであり、そうでなければならなかったのです。


人に挨拶することも、自己表現としてそれは芸術でした。


芸術作品は、全人格・全感覚・全能力の表現である。


素直な子どもの心に立てば、わたしたちの生命は、愛を土台として、
真なるもの・善なるもの・美なるものに向かおうとするのです。

音楽とは、ことばや文字を超えた生命のことば___
神秘ともいうべき生きた芸術です。





鈴木鎮一先生の、大きく、広く、深く、温かい、愛に、心からの喜びがこみあげてきました。



愛そのものなのです。



私が道に迷った時は、何度でもこの本を読もう。。。



そんな本です。



鈴木メソードは、天才児を育てるための英才教育ではないのです。
くれぐれも誤解がないように願います...




わたしたちは、音楽家を育てる事を第一の目的とするのではない。
よい市民を、立派な人間を育てたいのです。
もしも子供達が生まれた時から立派な音楽を聴き、
また自分で演奏することを学ぶならば、
彼らは優れた感受性・陶冶性・忍耐力などを、能力として持つとともに、
美しい心の人となるでしょう。


またもし、世界の国々が自分の国の幼い子どもたちを、
ほんとうによい人間に育て上げることに全力をそそぐならば、
たぶん、地上から戦争はなくなるでしょう。





ここまで書いた上で、なんとも申し上げづらいのですが、
我が家のバイオリンレッスン、今だお休み中。
今トレバー君にこの本を読んで頂けないかと模索中。。。。
by simplicity_circle | 2010-10-17 12:59 | いろいろ思う事
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