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私のホストファミリー

生後1ヶ月の乳児と2歳になったばかり幼児をかかえて、家族だけで精一杯です。
(お父さんは働いていなかったので、二人で育児と家事ですから、一般家庭よりは状況はよかったかもしれませんが..)
わざわざ、他人の世話までしたかったとは思えません。
特に海外から外国人を迎えたいという好奇心があったとも思えません。


更に彼らがなんでこんな生活をしていたかという事情が何年もたってからよく見えてきました。


旦那さんはアル中のギャンブル中毒だったのです。


シドニーで仕事をしていたのですが、そこにいては、中毒がひどくなる一方。そこで、仕事を捨てて、こんな辺境の地で、生活保護をうけ、山ごもりのような生活をしていたのです。

広大な敷地に手作りで建てられた家でした。
そして賃貸だったのです。

(オーストラリアの失業手当は期間に制限がありません。仕事が見つかるまでずっと出ます。田舎町にはこういう暮らしをしている人がたくさんいました)

だから$250ならホストになると、収入のために私を受け入れてくれたのです。



そんな彼らのところに到着した私は「金を払ってる」という傲慢な態度の人間ではなかったけど、
24歳とは思えない程、世間知らずの、自立したことのない、幼い私で、きっとびっくりした事だと思います。

彼らは二人ともティーンエイジャーの頃に家を飛び出しているワイルドなタイプだったからです。


今思えば、毎週の支払いをする時に、僕にお金を渡さないでくれと真剣な顔で言っていました。

当時の私はお酒が好きなのは知っていたので、笑って「そうね、これでお酒を買ったらダメだもんね」なんて返事をして、ジョークだと理解していました。


知らないという事は本当にイノセントです。失礼な事を言っていたかもしれません。
ちょっと日本人の感覚とは違う人々。これが西洋人。と解釈していました。

目の前の彼らは、ジョークもよく言うし、仲良くなったら、本当に思いやりのある人たちで、ちょっと喧嘩もするし、感情的だけど、愛し合って、仲のいいカップル。いい家族と写っていました。



ある晩ディナーの席で「Bはベジタリアンだから野菜だけだけど、お料理が上手で本当に毎日おいしいのよ!」なんて訪ねてきていたPのお母さんに、義理の娘を褒めてあげたくて言いました。

するとPが「あー君は豚のようによく食べる」と言ったのです。
お母さんにたしなめられていましたが、さすがに、私、その時は傷つきました。もう早くここを出たい!なんて思いました。

その時は、酔っぱらうとちょっと辛辣なことを言うけど、いつもは優しくしてくれるので、他意はないと一生懸命、自分を納得させました。

(ちなみに当時の私は成人になってからのベスト体重で、結構やせてたんですよ!!ほんとぉですよ〜。まっ、そんなことは関係ないか^^)


ここからは、今になってわかることです。


当時の私は、人様のお世話なんてした事がありませんでした。
毎日の食事を用意する人の立場になって考える事がありませんでした。

今日はたくさん作ったから、残り物は明日のお昼ご飯に!って考えていたかもしれません。
食費が念頭にあったかもしれません。裕福なお家ではなかったのですから。

そんなことはまぁ〜ったく考えつかない私は、よそ様でごちそうになったら、好き嫌いなく、感謝して食べる。もっと食べる?と聞かれたら、いただきます!とおいしいと思っている事を表現する事が礼儀だと思っていました。


すこしばかり成長した今の私は、TPO!?をわきまえるようになってきたかもしれません。
すべて状況次第です。


そんな事を気づかさせてもらった、Pの辛らつな言葉。今は感謝しかありません。

そして、 もっともっと、家事も手伝えたのにな〜。と当時を思い出して恥ずかしくなります。



ただね、お皿洗いだけは、頼むからやらないでくれ!と懇願されました。

これは完全に異文化の衝突です。

彼らのお水は雨水タンクです。限りがありますから大切に使います。
それに気がついたので、私としては、水を流しっぱなしでお皿を洗わないように気をつけていました。でもダメなのです。水を使いすぎると思っているようなのです。

それは私がお皿の洗剤をゆすぐからなのです!!!

イギリス系の流れらしいのですが、オーストラリア人(ニュージーランド人)は食器をゆすぎません。熱い洗剤水の中で汚れを落として、そのままゆすがずにラックの上にのせてしまいます。そのまま乾燥させてまた使います。


彼らは洗剤が口に入る事を全然おかしい事だと思っていません!!


懇願されてしまってはしかたがありません。
残念ですが、私は皿洗い禁止になってしまいました^^ 

ちょっとぐらい洗剤を食べても死にはしない。と自分に言い聞かせて生活しました。

郷に入れば郷に従えです。



ラッキーな事に我が家の旦那さんの家族はみんな、ゆすぐ人たちです。
ありがたい。ありがたい。



さて次回は、シドニーへ行く!です。
by simplicity_circle | 2010-05-06 12:25 | 心の持ち方!
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