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田舎暮らしへの希望の光 1

これまでも、時折、私の中で田舎暮らしのブームがやってきました。

乾燥した岩だらけの起伏の激しい土地でも「ネイティブのブッシュフラワー栽培」や「オリーブ栽培」ならできるかもと考え4年前にもオリーブの木を何本か植えてみました。今もゆっくりですが、枯れることなく育っています。でもかなりゆっくりなスピードです。。

b0113192_1733379.jpgそんな淡い夢を見ているところに、『ロハス』という概念を入り口に『パーマカルチャー』というものを発見しました!!ちょっと興奮してしまいました。あの岩ゴロゴロの荒地でも活用できるという確かな希望が見えたのです。

前にもブログでのハンドル名?で少し書いたのですが、これは1970年代にオーストラリアの生物学者であったビル・モリソン氏とデビット・ホルムグレン氏が共同で考え出した理念です。

わかりやすく日本語に直すと「永久に続く農業」と「永久に続く文化」という意味を含んだ新造語という感じでしょうか。

持続可能な農業を基本としながら循環型社会を目指すという、地球に負担をかけない生き方のことですが、とにかく論理的で実用的なシステムです。すごいです!

深い自然の観察と膨大な知識が凝縮された、完全なる人工の自然循環のシステムです。

どんな気候でも、どんな土地でもその特性をいかして、暮らしのシステムを作り上げていくのです。水や風、太陽といったエネルギーを徹底的に再利用しながら、環境に配慮した家と家庭菜園と家畜にも循環機能が取り入れられています。木を機能的に植えて災害にそなえたりと、そのアイディアはつきることがありません。

建築学と生物学、農学と林学、林学と畜産学などが網羅されています。

そして、都市部でのパーマカルチャーについても提案されています。

『パーマカルチャー』の基盤は自然のシステムの観察と、昔からの農業のやり方の中に含まれている智恵、そして現代の科学的・技術的知識を取り入れることによって、自然の中にある生態系のシステムよりも更に高い生産性を持った『耕された生態系』を作り出す手法です。

そして『パーマカルチャー』は、地球に対する配慮、人々に対する配慮、余った時間やお金や物をその目的の為に使うという信条と行動という倫理感と、全ての生き物の固有の価値を認めることという生命の倫理感が基本です。大切な事は「競争」ではなく「協力」なのです。

「文化とは永続可能な農業と倫理的な土地利用という基盤なしには長く続きえないもの」と氏は言います。

近代的な大量生産を目的とした商業的な農業では、地力の限界まで土地を酷使し、さらに化学肥料や農薬が必要となります。また過密な家畜飼育によって侵食された場合にも、水や土壌の汚染が広がります。そして高いエネルギーと外部からのエネルギーが必要になってきます。これらの事は、悪循環であり、破壊的土地利用と言えます。

「勝手口の扉の前に座ってみればよい暮らしをするのに必要なものはみんなそこにそろっている。太陽、風、人々、建物、石、海、小鳥や植物などがわれわれを包んでいる。これらすべてと協調すれば、調和が生まれ、反抗すれば災害と混乱が起こると」と氏は述べています。

こんな生活は都市で生活している私には無理と簡単に否定したくない私がいます。小さな事しかできないけれど、少しづつ何かを始めたい。。。できない事に目を向けるのではなく、できる事に目を向けて。

大量生産、大量消費の社会に疑問を感じるようになりました。
安さを求めるだけでは、後で大きな代償を払う事になると考えるようになりました。

ちょっと思ったのは、今オーストラリアの内陸部で大規模な商業的な農業(特に海外への輸出等)を展開させていた農家が干ばつによって、大変な状況になっています。彼らの生活を思うととてもつらいのですが、これは偶然でしょうか?モリソン氏の言葉がよぎります。
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by simplicity_circle | 2007-08-11 18:32 | 自然に還ろう!
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