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映画「地球交響曲」その3

世界賢人会議「ブダペストクラブ」ってご存知ですか。
私はこの映画を観るまで知りませんでした。


今回は「地球交響曲」第五番より紹介です。


私のブログは映画、本を紹介する時はいつも、ネタばれ注意です!
お気をつけてお読みくださいませ。
(何を今更..という気もしないでもないのですが。念のため)



アーヴィン・ラズロー(Ervin Laszlo)博士

博士はこのクラブの創設者で会長でもあります。

博士がこの会の設立を決意したのは、国連で仕事をしていたときに、
世界の政治家や外交官との会議を重ねるうちに
21世紀の危機を乗り越えていくためには、
どうしても一般市民の一人一人の心の進化が必要だ。
と痛感したからです。

そのため、豊かな感性と説得力を持つ、世界の 芸術家・科学者・宗教家に
呼びかけてこのクラブを作ったそうです。
ダライ・ラマ、ムハマド・ユヌス、ミハイル・ゴルバチョフ、デズモンド・ツツ、等、
ノーベル平和賞受賞者7人をも会員に持つクラブだそうです。


ブダペストクラブは、ラズロ博士が主唱する「惑星意識」を
人々に伝えることを使命の一つにしています。

「惑星意識」とは星そのものが心を持つという意味ではありません。
もちろんガイアがある種の意識を持っていると私も考えていますが、
この場合は、地球に生きる人間の意識の事です。

世界中の人々、とりわけ先住民や伝統的な人々は昔からこの意識を持っていました。
自分は地球や自然の一部分であるという意識を強く持っていたのです。

現代人はその意識、自然との一体感を失ってしまいました。
現代人は世界を機械としてみるようになってしまったのです。

その結果視野は逆に狭くなり、地球全体を見つめる広い視野を失っています。
ガイア全体を繋いでいる見えない力などある訳がない。
そんなものは単なる空想で、目の前に見えるものだけが現実だと思うようになったのです。

惑星意識とは、私達を地球大きな生命システムの一部であるという意識を、
再発見し取り戻す事なのです。

ガイアシステムとして知られている意識を取り戻すのです。
我々は地球の生命システムの一部として生かされており、他のすべての存在と緊密に繋がっていて、
どんな小さな営みも必ず他のすべての存在に大きな影響を与えるのだ
という価値観をもう一度取り戻すのです。

現代は魂のルネッサンスの時代だと言えるかもしれません。

最近の科学の進歩によってどんどん明らかになっている事ですが、
自然界には何一つ偶然はない。
すべては互いに繋がって起こっており、すべての命が共に働き共に変化し、
共に進化し、互いに同調しながら、響きあっている。

私達の体のように、たくさんの小さな異なった部分がこれほど見事に連携し調和しながら、
ひとつの統一を保っているシステムは他にありません。

これが生きているという事なのです。

この真理は細胞や分子についても言えます。
細胞は分子の統一体。分子は原子の集まり。原子は素粒子の集まり。

たとえ意識できないとしても、こうした小さな部分が共に働き私達は生きています。

だからこそ今の私達は全体を繋いでいる見えない力の存在をもっと深く理解し、
受け入れなければなりません。
そうする事によって、自分自身や他者や自然に対する関係が変わってゆくのです。




ここからは博士の科学的な説明をピックアップしてみます。おぉ〜とうなりました。



ダーウィンの進化は偶然によって起こると言います。
しかし多くの生物学者たちはそれは現実には不可能だと言います。

有名な物理学者で数学者でもあるフレッド・ホイルが、
偶然の積み重ねで、我々人間のような複雑な生き物が誕生する確率をを計算してみました。

その確率は・・・・

ゴミの島に嵐が吹き、舞い上がったいろいろなゴミが集まった瞬間に空飛ぶ飛行機が出来上がってしまう確率と同じくらいに現実ではあり得ないということがわかったのです。

別のルービックキューブを使った別のおもしろい計算もしています。

目の不自由な人が1秒に一回ただやたらにルービックキューブを動かして、
偶然に正解に至る時間を計算したのです。






どれくらいかかると思います???





1260億年かかるのです。

宇宙の長さだって127億年といわれているのですから。それより10倍かかるのです。

ただそこに目の見える人がいて、
一回動かすごとにそれが正しい方向に向かっているかどうかを教えていくとすると、
わずか2分で正解に至れるのです。


2分 対 1260億年 という差です。


このことは情報がいかに重要かを示しています。


遺伝子はただ偶然に突然変異を起こすのではなく、
周囲の環境と繋がり、そこから様々な情報を得て、
きわめて効率的に変化を起こしているのです。

この事は「ガイアのすべての部分が互いに繋がり一緒になって進化を促進している」
という事を示しています。あらゆる存在が互いに情報交換をしているのです。


全存在がいかに繋がっているか?
科学的に答えを探しました。
最近10年間の素粒子レベルの実験や証拠によって、
この世界はきわめて微細なレベルで強く繋がっている事がわかってきました。


すべての存在はその存在の一番奥深いところで繋がり、
実際に微細なエネルギーや情報を交換している事がわかってきたのです。


すべての存在を途切れる事なく繋いでいる目に見えない場のようなものがあるのです。
細胞も分子も生命体も生態系も惑星も銀河も皆その場の中にあって互いに繋がれているのです。

その場はとても微細なエネルギーの場です。
量子のレベルで働いている場です。(量子真空エネルギー場)


この世ですべて起こる事はこのエネルギーの場に何らかの痕跡を残します。


波と波がぶつかり、新しい波ができてもその中に前の波の情報が入っているのです。
その前の波は数学的にどんな波だったか解読ができるのです。


宇宙全体は目に見えないエネルギーで満たされた池、つまり場であると想像してみてください。

宇宙の真空は空っぽの場であると考えていますが、最新の物理学の考え方によれば、
真空は超高密度のエネルギーに満たされている事がわかってきました。


すなわちすべての存在の背後にエネルギーの場があるのです。
そしてこの世に起こるすべての出来事がこのエネルギーの場に波を起こしその痕跡を残します。
この痕跡が過去の出来事の情報を保存しているのです。

量子レベルのエネルギー場は単にエネルギーを運搬するだけでなく、情報も伝達するのです。
一度生まれた情報はけして消え去らないので、量子エネルギー場に保存される。

宇宙で生まれた情報が何一つ消えないとすれば、
過去に起こったすべての出来事は今現在もここにあり、
その情報にアクセスする方法さえ知っていれば、現在に蘇らせる事ができる。
過去は今も生きているという事です。


この宇宙観はこれまでの宇宙観と全く違います。


宇宙は記憶を持っているという事です。
過去は宇宙の虚空に保存されていて、
そこから情報を得て、新しい世界を構築する事ができるのです。


何故人間は時空を超えた情報をキャッチできるのか?


それは人間の脳が生物機械ではないからです。
人間の脳は量子レベルというもっとも微細なレベルで、
外界と情報交換をするとてつもなく優れたシステムです。

体のすべての部分を通して、無意識うちに周囲の環境からに無限に近い情報を収集しています。
人はその情報を素直に受け入れる開かれた心を持たなければなりません。
柔らかく開かれた心を持てば自ずと自分が時空を超えた存在だという事がわかります。



いずれにせよ個人の体験は永遠に残り、未来に影響を与える。
だからこそ目の前の自分の事だけに夢中になるのではなく、
広く全人類のため、すべての自然のため、ガイアのすべての命のため、
そして未来のために生きる事が大切なのです。


自分が時空を超えた存在だと気づく事が、
真にガイアの子として宇宙の子として生まれ変わる事なのです。



ね、これ、世界的な哲学者で物理学者である博士の話ですよ!
宗教家ではないですよ。怪しげなチャネリングをするヒッピーじゃないですよ。トレバー君!!


最新の量子力学の世界なんですから!


すごい、アカシックレコードの事を現代科学で語ってるんですよね!!

でもね、博士は天才ピアニストから学者になった人なのです。
っということは、芸術の世界の方が、宇宙の真理には近道かもしれませんね。やっぱり。。。
右脳と左脳の超バランスがとれた人の脳って、こんな感じなんでしょうね。。。あ〜うらやまし。。。


今、あたくしの頭はちょっと破裂しそうですが、
おもしろかった〜〜〜。


最後にラズロ博士のメッセージの動画を、ここに貼付けます。





さて、次回は「人間のエゴを加速させるもの」に戻りましょうか。

もう皆さんもわかっていますよね。
by simplicity_circle | 2011-02-02 13:34 | シェアしたい事
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